教育理念

早慶受験研究会では、子どもたちの成長と個性にあわせ、学力の向上に努めています。
それぞれの時期に必要な学習のポイントを丁寧に伝え、日頃からフォローします。

将来を担う、考える力を持った子どもを育てます

子どもたちは冬の水たまり張る薄氷のような存在です。手のひらに乗せるとすぐ溶けてしまう繊細な心を持っています。これが子どもです。我々大人には、この様な子どもの個性を見い出し、可能性を広げていく義務があります。そこで我々は、学問を通してどのような事を伝えていくべきか研究しました。知識を蓄える事は勿論、そしてその知識を利用して「自ら考える」事が出来るように指導する事が重要であると結論付けました。

我々の目的は、勉強が出来る子どもを育成する事ではありません。あくまでも、勉強は「自ら考える」事のツールの一つでしかありません。「自ら考える」子どもの育成はどのようにすれば良いかについて考えてみたいと思います。この「考える」為には3つのステップが必要です。順番に「見てみよう」、「調べてみよう」、「考える」です。

まず「見てみよう」についてです。これは子どもが何に興味を持っているいか、我々大人がしっかりと子どもの行動を観察して発見し、その材料を提供してあげなくてはいけません。当塾では、興味の矛先が勉強である必要は無いと考えております。大人が決めつける事は、子どもの個性を潰す事であり、子どもの可能性を狭める事となります。

次に「調べてみよう」です。子どもが自ら調べたいと思ったことが的外れでも一切口出ししてはいけません。色々調べていくうちに、その事象にとどまらず多くの知識を身に付け、次の「考える」事に対する材料を集めている段階なのです。ここで、大人が早々に正解を教えてしまうと、身に付くはずの知識量が減ってしまいます。

最後に「考える」です。「考える事をさせる」これが最大の目的です。ここでのポイントは1つしかありません。大人は何もせず、正解であろうと不正解であろうと、ただ子どもの意見を尊重し聞いてあげる事に尽きます。子どもは、何度も不正解とぶつかり試行錯誤しながら、必ず正解に辿り着きます。ここですぐに正解を教えてしまう、ヒントを与える事は、子どもの考える時間と機会を悪戯に減らすだけなので、決して行ってはいけません。

子どもが自ら考え、苦労して正解に辿り着き、成功体験を繰り返す事によって、大人になって真に役立つ能力、「自ら考える」事の出来るリーダーが育成出来ると当塾は考えております。